モラハラ加害者の特徴にはどのようなものがありますか?

  
弁護士法人デイライト法律事務所 代表弁護士保有資格 / 弁護士・税理士・MBA

モラハラ加害者は、基本的に、自分を守るために他の人を精神的に傷つけ、また、それを続けないと気が済まないという特徴があります。

例えば、以下のような特徴を持つ人に多いと言われています。

①権力や地位に対する欲求が高く、自分が重要な(あるいは、特別な)人間だと考えている。
②常に他の人に賞賛されることを欲している。
③物事がうまくいくのは、すべて自分のおかげだと思う。
④物事がうまくいかないのは、人のせいだと思う。
⑤他の人に共感することができない(あるいは、極めて難しい)。
⑥自分の思い通りにならないことに対して攻撃的になり、やり返さないと気が済まない。
⑦人より優位に立つためには、たとえ嘘をついても構わないなど、手段を選ばない。

 

モラハラ加害者は、自分の悪い面、弱い部分を直視せずに、それを他人にぶつけることで、自分の中で解消しようとします。

そのため、モラハラ加害者の攻撃が他人に向かう場合には、例えば次のような言動になって現れます。

 

 

言葉

「お前は役に立たない。」
「自分はこんなにしてやっているのに、お前はそれに応えようとしない。」
「お前は自分勝手だ。」
「お前には考えが足りない。少しは考えたらどうだ。」

 

行動

・反省が足りないと言って、正座をさせ続ける。
・殴りかかるふりなど、相手が恐怖を覚えるような行動をする。

 

 

このような言動は、どれも人を傷つけるものです。

しかし、モラハラ加害者は、攻撃している自分が悪いのではなく、攻撃をされている相手が悪いのだと考えます。

自分が優位に立つために、このような言動をするのです。

 

悩む女性のイメージ画像

そのため、モラハラ加害者にモラハラをやめさせることは不可能か、極めて困難といえるでしょう。

モラハラ加害者は、あなたの手には負えない人なのです。

 

ですから、あなたが一生懸命に頑張ったり、相手に報いたりしようとしても、それはあなたを更に傷つけて、精神的に追い詰めることになってしまいます。

あなたが悪いわけではないので、「自分が至らないばかりに」と思う必要はありません。

 

こうした問題に悩まれている方は大勢いますし、当事務所にもたくさんの方が相談に来られます。
我慢をせずに、一度ご相談いただければと思います。

 

 

 

 

  








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