子どもから「離婚しないで」と言われて迷っています。
大切なのはあなたの気持ちです
親にとって子どもは宝です。
その子どもが離婚に反対している場合、何とかその意思に応えてあげたいと思うのは、自然な感情です。
しかし、子どもにとって、何が一番望ましいかを考えてみてください。
あなたが言葉の暴力で悩まされている姿を見せ続けることではないはずです。
あなたが言葉の暴力を受けているのを子どもが見れば、子ども自身が深く傷つきます。子どもに対する暴力と同じといえます。
パートナーがモラハラ加害者で、あなた自身が離婚を望むのであれば、その気持ちを優先すべきです。
もちろん、モラハラ加害者であっても、子どもにとっては親であり、子どもは離別を望まないでしょう。
しかし、離婚したからと言って、親子であることには影響しません。すなわち、あなたが親権者となっても、相手は一生、子どもの親です。したがって、離婚後も、面会交流といって、子どもとパートナーは定期的に交流することが一般的です(ただし、DV事案のような場合、面会交流を制限することもあります。)。
子どもはそのようなことを知らず、一生、会えなくなると勘違いしているかもしれません。
したがって、離婚しても、パートナーとの関係には何も影響しないと言うことを、説明して安心させてあげてください。
また、子どもが小学生以上の場合、ある程度の判断能力が備わっています。
したがって、あなたがどういう気持ちで離婚を考えているのかをしっかりと伝えてあげてください。
あなたが考えている以上に、子どもはしっかりとしています。
仮に、子どもがあなたを責めたとしても、それは一時的な感情です。
あなたの苦渋の選択を子どもはいつか理解できるはずです。
もしも、子どもが加害者のもとに残りたいと言った場合、子どもが中学生以上であれば、その選択を尊重してあげてください。
そして、子どもには、あなたが子どもの味方でありいつも見守っていること、いつでも会いに来ていいことを伝えてあげてください。
その他、モラハラに関するよくあるご相談
-
モラハラ加害者は、一見ごく普通の人です。 優しそうで、世間体は良い人多いですが、次のような特徴があげられます。...[続きを読む]モラハラやDVの加害者は、いつも怒りを爆発させているわけではなく、 次のようなサイクルがあります。...[続きを読む]モラハラにさらされると、判断力や思考力が低下し、無気力状態やうつ病に陥ることも少なくありません。それでも、多くの被害者は、何とかしようと懸命に努力し、...[続きを読む]被害者にできることは、まずは加害者と物理的な距離をおくことです。 被害者の方は、何とかすれば、加害者がよくなってくれるという幻想を抱きます。...[続きを読む]離婚するには当事者の話し合いによる協議離婚があります。 しかし、DVやモラハラ被害者の方が、加害者と直接協議することは困難です。...[続きを読む]このテーマに関心がある方は、パートナーがモラハラ加害者であることを自覚し、その上で、様々なご事情から同居の可能性を検討されている方だと思います。...[続きを読む]1人で悩まないこと。言葉の暴力を受けている被害者の方は、無力感に苛まれています。 多くの方は、現状を変えることを無理だと感じておられます。...[続きを読む]親にとって子どもは宝です。 その子どもが離婚に反対している場合、何とかその意思に応えてあげたいと思うのは、自然な感情です。 しかし、子どもにとって、何が一番望ましいかを考えてみてください。...[続きを読む]被害者の方がモラハラから逃れるため別居すると、加害者から「反省している。」「もう一度やり直したい。」「二度と酷いことを言わないから戻ってきてほしい。」などと言われることがあります。...[続きを読む]離婚問題では、基本的には弁護士に依頼されることをお勧めします。 これは、当事者同士では、感情的になってしまい話合いにならないことが多いからです。...[続きを読む]モラハラを受け続けて、心身ともにボロボロになってしまった方、もうこの人と一緒にいるのは限界だと感じた方は、モラハラ加害者と離婚したいと考えることもあると思います。しかし、モラハラ加害者と離婚するにあた...[続きを読む]モラハラ加害者は、基本的に、自分を守るために他の人を精神的に傷つけ、また、それを続けないと気が済まないという特徴があります。例えば、以下のような特徴を持つ人に多いと言われています。...[続きを読む]夫(妻)から受ける精神的な暴力(モラハラ)は、目に見えないものですが、日常的に加害者からこうした暴力を受け続けることで、被害者の心身を確実に蝕んでいきます。そして、それは例えば以下のように目に見える形...[続きを読む]モラハラとは、精神的な暴力のことをいいます。例えば、「お前は役に立たない。」「お前は何も考えようとしない。少しは考えたらどうだ。」などの心無い言葉を日常的に放ったり、日々威圧的な態度をとったりすること...[続きを読む]夫に別居を持ちかけると、「お前のせいだと遺書に書いて自殺する」などと脅されました。どうすれば良いでしょうか。弁護士などの協力を得て、警察署の生活安全課に登録してもらうなどの準備をしたうえで、黙って別居...[続きを読む]罪にはなりませんし、法的に不利にもなりません。この点について、弁護士が解説いたします。モラハラ夫への対処法としては、別居が有効です。そして、モラハラ夫は、あなたが冷静に別居の話合いをできる相手ではあり...[続きを読む]別居中の荷物の引取りは、法的にモラハラ夫の承諾がない限り、難しい問題をはらんでいますので、慎重な判断が必要です。この問題について、モラハラ夫との離婚に詳しい弁護士が解説します。モラハラ夫から別居した後...[続きを読む]