モラハラ加害者の特徴にはどのようなものがありますか?
モラハラ加害者は、基本的に、自分を守るために他の人を精神的に傷つけ、また、それを続けないと気が済まないという特徴があります。
例えば、以下のような特徴を持つ人に多いと言われています。
①権力や地位に対する欲求が高く、自分が重要な(あるいは、特別な)人間だと考えている。
②常に他の人に賞賛されることを欲している。
③物事がうまくいくのは、すべて自分のおかげだと思う。
④物事がうまくいかないのは、人のせいだと思う。
⑤他の人に共感することができない(あるいは、極めて難しい)。
⑥自分の思い通りにならないことに対して攻撃的になり、やり返さないと気が済まない。
⑦人より優位に立つためには、たとえ嘘をついても構わないなど、手段を選ばない。
②常に他の人に賞賛されることを欲している。
③物事がうまくいくのは、すべて自分のおかげだと思う。
④物事がうまくいかないのは、人のせいだと思う。
⑤他の人に共感することができない(あるいは、極めて難しい)。
⑥自分の思い通りにならないことに対して攻撃的になり、やり返さないと気が済まない。
⑦人より優位に立つためには、たとえ嘘をついても構わないなど、手段を選ばない。
モラハラ加害者は、自分の悪い面、弱い部分を直視せずに、それを他人にぶつけることで、自分の中で解消しようとします。
そのため、モラハラ加害者の攻撃が他人に向かう場合には、例えば次のような言動になって現れます。
言葉
「お前は役に立たない。」
「自分はこんなにしてやっているのに、お前はそれに応えようとしない。」
「お前は自分勝手だ。」
「お前には考えが足りない。少しは考えたらどうだ。」
行動
・反省が足りないと言って、正座をさせ続ける。
・殴りかかるふりなど、相手が恐怖を覚えるような行動をする。
このような言動は、どれも人を傷つけるものです。
しかし、モラハラ加害者は、攻撃している自分が悪いのではなく、攻撃をされている相手が悪いのだと考えます。
自分が優位に立つために、このような言動をするのです。
そのため、モラハラ加害者にモラハラをやめさせることは不可能か、極めて困難といえるでしょう。
モラハラ加害者は、あなたの手には負えない人なのです。
ですから、あなたが一生懸命に頑張ったり、相手に報いたりしようとしても、それはあなたを更に傷つけて、精神的に追い詰めることになってしまいます。
あなたが悪いわけではないので、「自分が至らないばかりに」と思う必要はありません。
こうした問題に悩まれている方は大勢いますし、当事務所にもたくさんの方が相談に来られます。
我慢をせずに、一度ご相談いただければと思います。
その他、モラハラに関するよくあるご相談
-
モラハラ加害者は、一見ごく普通の人です。 優しそうで、世間体は良い人多いですが、次のような特徴があげられます。...[続きを読む]モラハラやDVの加害者は、いつも怒りを爆発させているわけではなく、 次のようなサイクルがあります。...[続きを読む]モラハラにさらされると、判断力や思考力が低下し、無気力状態やうつ病に陥ることも少なくありません。それでも、多くの被害者は、何とかしようと懸命に努力し、...[続きを読む]被害者にできることは、まずは加害者と物理的な距離をおくことです。 被害者の方は、何とかすれば、加害者がよくなってくれるという幻想を抱きます。...[続きを読む]離婚するには当事者の話し合いによる協議離婚があります。 しかし、DVやモラハラ被害者の方が、加害者と直接協議することは困難です。...[続きを読む]このテーマに関心がある方は、パートナーがモラハラ加害者であることを自覚し、その上で、様々なご事情から同居の可能性を検討されている方だと思います。...[続きを読む]1人で悩まないこと。言葉の暴力を受けている被害者の方は、無力感に苛まれています。 多くの方は、現状を変えることを無理だと感じておられます。...[続きを読む]親にとって子どもは宝です。 その子どもが離婚に反対している場合、何とかその意思に応えてあげたいと思うのは、自然な感情です。 しかし、子どもにとって、何が一番望ましいかを考えてみてください。...[続きを読む]被害者の方がモラハラから逃れるため別居すると、加害者から「反省している。」「もう一度やり直したい。」「二度と酷いことを言わないから戻ってきてほしい。」などと言われることがあります。...[続きを読む]離婚問題では、基本的には弁護士に依頼されることをお勧めします。 これは、当事者同士では、感情的になってしまい話合いにならないことが多いからです。...[続きを読む]モラハラを受け続けて、心身ともにボロボロになってしまった方、もうこの人と一緒にいるのは限界だと感じた方は、モラハラ加害者と離婚したいと考えることもあると思います。しかし、モラハラ加害者と離婚するにあた...[続きを読む]モラハラ加害者は、基本的に、自分を守るために他の人を精神的に傷つけ、また、それを続けないと気が済まないという特徴があります。例えば、以下のような特徴を持つ人に多いと言われています。...[続きを読む]夫(妻)から受ける精神的な暴力(モラハラ)は、目に見えないものですが、日常的に加害者からこうした暴力を受け続けることで、被害者の心身を確実に蝕んでいきます。そして、それは例えば以下のように目に見える形...[続きを読む]モラハラとは、精神的な暴力のことをいいます。例えば、「お前は役に立たない。」「お前は何も考えようとしない。少しは考えたらどうだ。」などの心無い言葉を日常的に放ったり、日々威圧的な態度をとったりすること...[続きを読む]夫に別居を持ちかけると、「お前のせいだと遺書に書いて自殺する」などと脅されました。どうすれば良いでしょうか。弁護士などの協力を得て、警察署の生活安全課に登録してもらうなどの準備をしたうえで、黙って別居...[続きを読む]罪にはなりませんし、法的に不利にもなりません。この点について、弁護士が解説いたします。モラハラ夫への対処法としては、別居が有効です。そして、モラハラ夫は、あなたが冷静に別居の話合いをできる相手ではあり...[続きを読む]別居中の荷物の引取りは、法的にモラハラ夫の承諾がない限り、難しい問題をはらんでいますので、慎重な判断が必要です。この問題について、モラハラ夫との離婚に詳しい弁護士が解説します。モラハラ夫から別居した後...[続きを読む]