モラハラ夫から年金分割の合意を得た妻Yさんの事例
ご相談者Yさん (大阪府)
50代女性
職業:無職 世帯年収:3000万円 婚姻期間:30年 解決までの期間:3ヶ月 解決方法:協議離婚 子どもあり (成人済) 離婚を切り出した 相手:50代医師 |
※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないようにイニシャル及び内容を編集しております。
なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。
サポート 無 |
サポート 有 |
増額 利益 |
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離婚 | 不成立 | 成立 | – |
財産分与 | 0円 | 4500 万円 |
4500 万円 |
婚姻費用 | 月額 26万円 |
月額 37万円 |
月額 11万円 |
年金分割 | – | 50% | 50% |
Yさんは、30年前に夫と結婚し、2人の子どもをもうけました。現在では、すでに子どもたちは成人しています。
結婚後、Yさんは、夫が自分のルールを押し付けてきて、その通りにしなければ激高する等してきたため、夫の言うとおりにするしかない状況が長く続いてきました。
そのような状況が年々エスカレートして言った結果、Yさんは夫に対する恐怖から、過呼吸や頭痛、動悸、息切れなどに悩まされるようになりました。
Yさんは、そのことがいわゆる「モラハラ」だということには気づいていませんでしたが、友人に相談したところそれがモラハラに当たるのではということに気づきました。
そこでYさんは、今後のことについて、弁護士に相談しました。
弁護士は、夫がなかなか離婚自体に応じてくれなかったため、粘り強く説得・説明を行いました。
その結果、夫は、離婚自体はやむなしと考えてくれるようになりました。
もっとも、夫は年金分割の制度自体を全く知りませんでしたので、自分が理解しない限りは応じることができないとのことでした。
そこで、弁護士はこの年金分割についても丁寧に説明をしました。その結果、年金分割は50%で合意することができました。
年金分割は、婚姻期間中の厚生年金や共済年金の報酬比例部分が対象となります。
通常、この年金分割は、裁判等では50パーセントが認められる場合がほとんどです。
もっとも、年金分割がどのようなものなのか、知らない人は非常に多いといえます。
どのような人が年金分割をすべきなのか、また、年金分割をした場合には将来もらう年金の額がどのようになっていくのかということを理解し、相手に納得してもらうことがスムーズな解決のために不可欠といえるでしょう。
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